2004年11月28日
24(シーズン1)
事件がリアルタイムで進行するという斬新な試みで一躍ヒットドラマとなった米テレビシリーズ。テロ対策ユニットという架空の組織のエージェントが大統領候補暗殺を阻止するために活躍する。かいつまんで言うとそういうドラマなんだが、24時間のうちにこんなにいろんなこと起こらないだろうというのは皮肉な捉え方ではある。これが組織の中に裏切り者がいるということで全編緊迫感に包まれているために全24話という長い展開だが、次が気になってわりと一気に見てしまう。暴力というよりは銃撃によるバイオレンスシーンは決して見ていて愉快とは言いがたいが、不自然な展開でしらけるということもなく、そのシナリオは素晴らしいものがある。もちろん細かいところを見ていけばツッコミどころ満載であることも確かなのだが、予期せぬ展開でむしろ翻弄されながら見させられてしまうと言ったところだろうか。
ただ、先にシーズン2を見てしまうと裏切りや意外性といったこのドラマが持つ面白さの本質がネタバレによってそぎ取られてしまうために、苦笑しながら見る羽目になる。そしてシーズン2に関しては、それから見ても十分楽しめるのだが、背景にある憎悪や人間関係が前シリーズを見ていた方がよりわかりやすく、感情移入もしやすいためにより楽しめるのは間違いない。
正直最初の方は騒ぐほど面白いとは言えない。むしろ5,6時間経ってからの方が面白さが増してくる。時間があれば是非1から見たいドラマ。ただ24時間分、向こうはCMが長いので実際には1時間と言っても45分くらいなのだが、これは見ていて結構疲れるのは確かだ。今シーズン4を撮影しているようなので、まだこれから3と4を見る楽しみはあるが、3が全巻出るのがクリスマスの頃だったかな。もう正月休はこれを見させようという魂胆がありありとしている。
それはともかくこのシリーズ、1巻だけ3時間分収録されているのに、他の巻は全部2時間ずつなんだよな。全部3時間分収録されていれば8巻で済むところを結局12巻借りないとならないのは正直言ってあまり良い気分ではない。買う人にとっては大した違いは無いのかもしれないけどね。
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