2004年08月10日

I am Sam

もう映画レビューはそんなに書かないかとも思ったが、先週に引き続き3本ほどDVDを借りてきた。実はこの映画はハワイに行く飛行機の中で見たじゃないとカミサンに言われてしまったのだが全然覚えていない。見終わってからも記憶にあったシーンは無かったので、多分寝ていたか本でも読んでいたのだろう。カミサンも見たじゃないと言ったわりには内容を覚えていないようだった。

それはともかく、なんで借りたかというとビデオ屋の推薦文に泣けると書いてあったからだ。泣けるという事はそれなりに感動するんだろうということで、泣かせていただきましょうということで借りたわけだが、期待が大きすぎたためなのか残念ながら泣くことはできなかった。

主役のショーン・ペンの演技はまずまず大したもの。娘役の女の子は昔の安達祐実にちょっと似た目がクリクリっとして愛くるしい。それに敏腕女性弁護士役のミシェル・ファイファーが絡んで知的障害者の父親とともにソーシャルワーカーから娘奪還のプロセスをコミカルかつ感動的に描いている。それにしてもミシェル・ファイファーはいかにもキャリアウーマンという印象で、見ているだけで香水の匂いがしてきそうな感じ。最後の方に出てくる女性の里親はどこかで見たことがあるなと思ったらジュラシックパークの人だね。

誰もが娘の将来を案じているので、全体的に気持ちが穏やかになるが、一方でやるせない気持ちにもなる。映画の質としてはかなり良質なものになると思うが、あまり期待しないで見た方がいい。涙もろいカミサンも全然感動しなかったと言っていたので、多分それほどの感動ものというわけでもないんだろう。
私の場合はどうしても作り物という概念が頭のどこかにあって、完全に引き込まれることがあまりないというか、結局は冷めているのかな、ともあれ自分なりの評価としては佳作と言ったところか。5段階評価なら★★★でしょうか。

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