2004年08月17日

情婦

かなり昔の作品ではあるが、映画レビューの評価が高かったので後学のために借りてきた。

白黒映画でそのタイトルからは想像出来ない裁判ものであるから、かなりの説明を台詞で補う必要があり、その分、字幕を読むのがかなり疲れる。それでもシニカルで気のきいたレトリックと魅力的なキャストで、もう最初から引き込まれる。原作はアガサ・クリスティなのでミステリー性はすでに完成されてはいるものの、その原作の魅力を十二分に引き出した作品と言えるのだろう。

ただ映画として見た場合に決して大画面で見なければならない理由はない。結末もこうするより他無いだろうなという展開ではあるが、昔の映画にしてはテンポもよく飽きさせないので、評価としては星四つ。★★★★

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