2004年08月28日

シンクロナイズドスイミング

前回シドニーに続いて団体の銀メダルを2大会連続で獲得したが、今回は前回以上にロシアの演技が光っていたように思う。規定についてはロシア・日本と他の国の差はかなりあると感じたが、フリーに関してはどの国も特徴を出してかなり実力が上がってきたように思う。ロシアは前半で音楽が止まるというアクシデントがあり、その間選手の身体が冷えて固くならないかなとちょっと期待もしたのだが、それでもまとまった演技を見せて女王の貫禄を見せた。

こちらも見ながら勝手に点数をつけていたりしたのだが、参加国の審判が採点しているので、つける点数がかなり公正さにかける。ロシアの規定で日本の審判が9.8をつけて目立っていたが、日本に対してロシアの審判は9.7を付けていた。フリーではロシアの審判が日本に対して9.9、日本の審判はロシアに10点満点を出していたが、これは今さら低い点数をつけても順位に変動が無いので批判を避けてのものだったか。

ただ素人目にも今回ロシアの金は妥当だろうと思うので結果的には文句は無いのだが、ただこの採点競技というのは以前冬季大会でも審判の買収工作があったりして非常に不透明だ。

今回のシンクロにしても、10点満点で小数点1桁まで出すので、100点満点での整数採点と同じことであるのだが、実際に決勝に出てきたチームで、例えば5.4点だとか、2.3点などという点数は見たことが無いので、結局は10点満点の整数での採点と変わらない気がする。

いっそのこと1000点満点の整数勝負にすれば、ロシアもこれは992点くらいかな、日本は985点くらいだろう、みたいな戦いに成るのではないかと思うのだが。10点の整数対決だと結局1点ずつの差がついてしまうわけだから、規定でほとんど決着がついてしまう。あとはそれこそフリーで誰かが溺れるとか、はっきりと演技を間違えるとかしないと今のレベルでは差がつかないだろう。

それにしてもハンマー投げは果たして室伏が繰り上げの金メダルになるのだろうか。そうすると東京オリンピックで獲得した過去最多の金メダル16個に並ぶのだが。しかしもしそういう形で金メダルが獲れたとして、心境はどんなもんなんだろうか。

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