2004年09月19日

ストライキ

日本プロ野球史上初めてのストライキになってしまった。経営者が経営上の理由から身売りをするというのはある意味合理的な手段で、それを選手がどうこう言える理由は無いわけだが、今回何が何でも合併というところに納得できないところがある。早い話が新規参入は好ましくないということなんだろうが、これは球団経営とは別の次元で、例えばライブドアや楽天が新規参入を表明しているが、ライブドア社長は31歳、楽天の社長は39歳だったと思うが、世代的に今のオーナーから見れば子供かそれ以下の年代で、その辺りが面白くないと思っているのではないかと思えてしまう。ナベツネのベンチャーだか便所だか知らんが発言も、例えばこれが社長がそこそこの年齢であれば、そういう発言はしなかったのではないかと思う。オーナー側が合併せずに最初から欲しいと言っている企業にそっくり売ってしまうなり、新規参入はすぐにでもやると言明すれば選手会側も特に異論は無いはずだ。確かに選手は自分の都合で自営業者と労働者を使い分けて権利を行使するのは間違っているという意見もあるが、今回の件はそれ以前にオーナー側のこだわりに筋が通っていない。実際に今の球団のオーナー達は、こう言ってはなんだが次世代のことを考えるほど若くない人たちがほとんどだ。だからこそ若い人たちの力が必要だろうと思うのだが、その辺りは頭が固いと言うよりはもうほとんど意固地である。ただファンの人たちのために、という表現はあまり使わない方がいいかもしれない。突き詰めれば日本球界のためでも、ファンのためでもなく、自分たちの都合であるのは間違いない。それが悪いのではなくて、むしろ自分たちも困っているのだから協力してくれでいいのではないかと思う。そもそもオーナー側も選手側もファンのことを考えているのであれば、こういう結果にはなっていないはずなのだから。

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