2004年04月06日

新住居につき

住まいが変わればいろいろと生活事情も変わってくる。以前は隣がスーパーだったから、飲み物を買うにしろ、タバコを買うにしろ、ちょっと階段を下りれば済んだが、今度はそうはいかなくなった。一番近いスーパーはマンションから直線距離にして100mくらいだからそう遠くもないのだが、このスーパーはコンビニ並みの広さしかない。タバコはその向かいのコンビニにも売っているが、自販機が無いので、ちょっと離れたたばこ屋まで買いに行く。といっても、50mくらいか。ただマンション出るのに時間がかかるんだよな(笑)

生活上で一番変わったのは、布団からベッドの生活になったということだ。今まで旅行や出張でホテルのベッドはそれなりに経験していたが、子供の頃から布団に慣れ親しんでいたたために、不慣れなベッドでは熟睡することができずに家に帰ってきてから自分の布団で寝たときには、カミサンの弁によれば、かなり暴れまわって寝ていたそうだ。結局布団がどうこういうよりは寝相が悪いと言うことなんだろう。今までベッドから落ちたと言う経験は無いので、それなりに緊張しながら寝ていたのでは無いかと思う。今回新たに購入したベッドは少し固めでなかなか寝心地のいいものである。多分、今までホテルなどで経験していたベッドは、自分にとっては少し柔らかめだったのが多かったような気がする。

ベッドというのは布団と違っていちいち押入れに出し入れする必要がない分、確かに楽ではある。反面、用の無いときも部屋のスペースを占有するので、効率を考えるとあまりいいものでもないように思う。もっとも普段生活するスペースなどはある程度決まっており、ベッドがあるから家の中が狭くてしょうがないかと言えばそんなこともない。もちろん間取りの関係で以前より広くなっているからだが、それ以上に自分の生活スペースと言うものがかなり限られた狭い範囲だということなんだろう。

他に変わったところと言えば風呂場とトイレだ。風呂に関して言えば前のがかなり狭かったこともあるが、浴槽が格段に広くなり、また長くなった分だけ足が伸ばせるようになった。ユニットバスの規格で2番目に大きいサイズなのでかなりゆとりがある。あとは湯沸しが自動になったということか。前のアパートでは2穴式のいわゆるバランス型と言われるものであったが、今は1穴式の自動で空焚きの心配も無い。もっともこれは別に目新しいものではなく、それ以前に住んでいた実家の団地にもすでについていたものである。自分としては前のアパートに引越した時に、時代が逆行しているかのように感じたが、むしろ気兼ねなく入浴剤が使えるとひそかに喜んだものである。

自動の場合は、温度設定しておけばいつでも同じ温度で入れると言う利点はあるが、反対に自分で温度調節しながら適当なところで止めると言うことが出来ないので、ある意味機械に操られているようでもある。もうひとつの大きな違いはガス釜が室外のベランダに設置されているので、家のほぼ中央に位置するバスルームからだいぶ離れているということである。それで何が違うかと言えば、風呂を沸かすときやシャワーを使うときに、着火する『ボンッ』という大きな音が聞こえないこと、あるいは沸かしている最中もガスの燃焼する大きな音が聞こえないということである。給湯にすれば静かにお湯が出て、シャワーにすればこれまたシャワーの音だけがする。ただ給湯器との距離が離れている分、実際にお湯が出始めるまでの時間が非常に長い。これは資源と水道代の無駄遣いだろう。まあ、今まで騒音の中で風呂に入っていたと考えれば、今は非常に静かな中でのんびりと湯船に浸かれ、またお湯を使うときにも着火の音にビビル?必要も無くなったわけだから、あまり贅沢は言えないのかもしれない。

トイレに関しては遅ればせながらいわゆるウォシュレットがついた。多分着工の段階でまだ発売されていなかったためか、勝手に便座の蓋が開閉する奴にはなっていないが、いわゆるタンクレスという奴である。ウォシュレットはこれまでも旅行等でしか使ったことが無かったが、使い心地はなかなかいい。
ただ、以前に比べ、いったいどれくらい電気を使っているのだろうかと気にかかる。今度のトイレはスイッチひとつで水が流れるが、なんで水流すのに電気が必要なのかとちょっと抵抗を感じる。もちろん、手動で流すこともできるのだが、自動で流した時のレバーの回転の仕方を見るにつけ、これを手動でやるのは、なかなか職人技が必要なんじゃないかと思えるほどである。そんなわけで便利にはなったが、本当にここまで必要なのかと思わせるものも多くある。いずれはそれも時代遅れになるんだろうが。確かに新しい分気持ちがいいが、自分としては前の設備で十分だったと思ったりもしているわけである。

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