懲りない面々

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三菱自、「ｅＫワゴン」など8万台をリコール
なかなか企業体質というのはそう簡単には変えられないようで、この会社はいい加減反省したらどうかと思うが、営利主義に走って安全を疎かにした企業というのは、やはり駆逐されなければならないのかもしれない。信用を落とせば売上が落ち、さらに開発費などが削られ、十分な検査やテストを行えずに、見切り発車的に不完全なものが市場に出回ってしまう。本来は一度でもそういうことをすれば、壊滅的な打撃を被るはずなのに、さすがは財閥系、今まで多くの問題を起こしながらも、ゴキブリの如く生き残ってきた。ここのＣＭはそのイメージに似ず、結構カッコいいものが多いのだが、今回の商品はユーザーが主婦層に多いと思われる軽自動車なので、相当なイメージダウンになるだろうと予想される。安全性を軽視したメーカーの車など乗らないにこした事は無く、この先の経営がどうなろうが知ったことではないが、もともとこの会社の車はある意味魅力的なものは多かった。

貧相なボディに全然不釣合いな無意味にデカイ馬力を備えたエンジン、じゃじゃ馬と呼ばれたスタリオンとか、走る化石と言われたデボネア、斬新なスタイリングというよりはフェイスマスクのギャランラムダとか、性能よりもインパクトとしては非常に強いものを持った車が多かった。だがその昔、私が免許を取って間もない頃の話だが、前に信号待ちをしていた確かシグマか何かだと思うが、それが止まっていて、結構長い信号だったので運転手がニュートラルに入れて止まっていたのだと思う。後につけた私は信号が変わり、前の車がブレーキを離すのを待っていたが、前に止まっていたその車はその前にシフトをドライブに入れなければならない。ブレーキランプが点燈し、ギアがドライブに入ったと思った瞬間、トランクルームが５０ｃｍくらい沈みそれから跳ねた。別にバッテリーを使って跳ねたわけではない。ただ普通にシフトをドライブに入れただけのはずである。なぜなら普通のおっさん車だったから。私は唖然としてしまった。実際に５０ｃｍというのはオーバーかもしれないが、それでも３０ｃｍくらいは確かに浮き沈みしたはずだ。正直後で見ていて笑ってしまったのだが、そのときに思ったのは『こんな会社の車絶対に乗りたくない』だった。

でもさ、車に欠陥が見つかったら、隠さないで可及的速やかに報告しようぜ。車は命を乗せているって昔ＣＭであったじゃん。なんだかこの隠蔽体質どうにかして欲しいよな。