2004年04月26日

接待旅行3

気がつけば旅行から帰ってきて1週間以上経ってしまった。この接待旅行も3にしてるが途中だいぶ空いてしまった。ネタに困っているわけではないのだが、ブログはどうも気がついたものを投稿するのに非常に便利な道具である。とまあ前置きはともかく、

特にこれと言って楽しかったこととか、逆に嫌だったことというのは無いのだが、ひとつはもう3度目なので今さら感動することもあまり無いと言うのもあり、もう一つは最初から接待目的の旅行であるために期待感も薄く、お年寄りというのも申し訳ないがご年輩の方と一緒なのでどうしても行動に制限が出てくる。そんな状況でなぜこんなところまで行ったのかと言えば、大きな理由のひとつにここの夕食は非常においしいからというのがあったからだ。今までも2泊で泊まっていて、1泊目はフランス料理、2泊目は懐石料理だったわけだが、ここの会席がまた非常においしい。結局ここの料理を食べてもらうために、わざわざ車で何時間もかけて行ったのだ。

1日目はフランス料理で、今回は人数のせいもあるのか個室のようなところへ通されて、かなり満足感の高いものがあったのだが、なにせこちらはご年輩の方々である。ナイフとフォークよりも箸で食べる方がいいに決まっている。
ちなみにここのフランス料理もかなりおいしい。見た目のインパクトはそれほどでもないが、味はかなりいけているものがある。もっとも個室というのはちょっと気を使う感じがしなくもない。気のあった仲間同士ならむしろ完全に遮断されていた方がいいのかもしれないが、普段なれないせいもあり妙に落ち着かない。やはり体質が居酒屋体質だからか、ガヤガヤしている方が落ち着いたりするんだろう。うるさいフランス料理というのも変な話だが、その辺は個人的な問題である。

前に行った時もそうだったが、ここは料理の最後のデザートで、クリームというのか、ソースを使った絵を書いてくれる。ちょっとしたサービスだが、女性受けは非常にいいようである。その場で描いてくれるので、何が出来るのかお楽しみであるが、私の時はなぜか狸であった。以前の時はわりと年輩の男性が描いていたので、鶴などのわりと形式ばった感じだったが、今回は若い女性だったので若干マンガチックである。

さて、それはそうと会席である。フランス料理がどんなにおいしくても、それ以上に期待させるのがこれである。しかし、今回の会席料理は料理長が変わったんじゃないのか?と思わせるほど普通の料理であった。勝手に期待しているこちらが悪いと言われればそれまでだが、料理というのはいわばその旅館なりホテルなりの顔である。顔が変われば完全に別人になってしまうのと同様、内容が変わればもう別の店である。私が絶賛したその店はもうそこには無かったのだ。むしろそれを期待させてしまった自分にも腹が立ってしまう。いつでも感動を呼ぶ料理というのは難しいだろうと思うが、逆に一度でもまずいものを食べさせると客は行かなくなってしまう。そういうわけで料理というのは本当に気が抜けないものだと思う。ただ名誉のために言っておけば、決して料理自体がまずかったわけではない。ただ期待感が大きかったために、今回は普通の料理という印象しか得られなかっただけである。
以前は出てくる料理ごとに感動があったので、そのひとつひとつを写真に撮っていたくらいだが、今回はいたって普通の料理になってしまっていたので一枚も撮っていない。前の料理は一手間も二手間もかけていたと思えたものが、今回はその手間を省いていたと思われるからだ。思うにその理由として、昼間入っていた結婚式の披露宴が影響したのではないかと考えている。とは言え、そちらが忙しかったから、夕食に手を抜いたというのでは困る。非常に残念である。

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