2004年07月12日

参院選

昨日は参議院議員選挙の投票日だったわけだが、ここ数年投票に行ったことが無い。国政に参加できる数少ない機会だから本当は行かないのは自分にとっても損なことであると思うのだが、どうしても身近な存在として感じない候補者や一票の軽さというものを考えると足が遠のく。実際に投票率のいい地方は、一票の重みが都市部の5倍くらいあるわけだし、自分も政治に参加しているという気分も味わえるかもしれない。

さて、ここでみんながそう考えて投票に行かないと、いわゆる浮動票が集まり難くなり、結局は組織票によって当選が決まってしまう、民意が反映されない選挙になるという批判もあるのだが、例えば今回の参議院議員選挙の最大の争点は年金問題である。これに関しては100年の禍根を残す悪法という評価が多いが、もしも年金法だけのことを考えるなら反自民ということで民主党に投票すればいいのかもしれないが、どうも分裂気味の民主に気持ちよく投票したいと言う気持ちにならないのもまた事実である。

ただ今の状況は都市部では民主が強くて、地方はいまだに自民優勢である。この場合に一票の重みというものを考えると、実際に当選する議員は、国民に選ばれたわけではなくて、地元民の支持を得ただけである。得票数と関係なく国会では一議席になるわけだから、非常に不公平と言うか、馬鹿馬鹿しい限りである。選挙に行かない奴が国政を批判するのは間違っているという意見を言う人もいるが、そう言う言葉が虚しく思えるのは、そういった矛盾がまかり通っているからかもしれない。

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